液 胞 ( えきほう、 英:vacuole

 

 私たちの身体のそれぞれの細胞内にある器官(細胞小器官)の一つで、不要物の貯蔵や分解などをしているところ。植物細胞では大きいが、動物細胞では非常に小さい。

         

 

【もっと詳しく】

 以下のように解説しているサイトもある。

「液胞は動物細胞や若い植物細胞には見られず、成長した植物細胞ほど大きくなる特徴がある」

 

< 名 称>

1
液胞膜
液胞を包む膜のこと

2

細胞液

液胞膜の内部の液体のこと

水溶液で、糖類、塩類、有機酸、色素(アントシアニン)などが溶けている。

蜜柑などの酸味や花の色は、この液胞中にある色素(アントシアンなど)に由来している。

 

< 働 き >

 細胞が成長していく過程で液胞が老廃物を貯めこんでいくので、成長した細胞ほど液胞は多きい。そして、よく育った細胞では、中央部を液胞が占める。

 

 液胞中の水溶液から生まれる膨圧によって細胞内の緊張を保っている。

 

【他の参考になるサイト】

イラストを掲載しているサイト(動物細胞)

イラストを掲載しているサイト(植物細胞)

顕微鏡写真を掲載しているサイト(植物細胞)

顕微鏡写真を掲載しているサイト(植物細胞)