以下の表は「日本人体解剖学」を参考にしたもの。
エクリン腺 |
|
外方に厚い固有膜(腺膜)をもち、固有膜の内方にはラセン状に走る平滑筋線維(汗腺筋、紡錘状筋上皮細胞)がある。最内側には低い円柱状分泌細胞があってグリコゲンを含む。 |
汗腺管 |
|
わずかにラセン状回転を描きながら、真皮を通り表皮表面で狭い汗口に開口する。(例外的に、ある種の汗腺は自由皮膚表面に開口せず、毛包の上部に開口するものもある)汗腺管の回転数は、上皮層の厚さに従って異なる。 |
表皮内 |
壁は、固有の境界がなく付近の上皮に移行する。とくに角質層では固有壁をもたないようになる。 |
「ウィキペディア」には以下のような解説文が見られる。
外分泌腺のうち、皮脂腺の様に腺細胞自体が内部に分泌物を蓄えた後に全体が崩壊して外部に排出される様式を全分泌腺(ホロクリン腺)、細胞体は壊れずに腺細胞の生成した分泌物のみ細胞から浸出する様式を漏出分泌腺(エクリン腺)と呼び、この両者の中間的な様式を離出分泌腺(アポクリン腺)と呼ぶ。すなわち、腺細胞が分泌物を生成し、内部に蓄えると、それを保持した細胞の一部が細胞の本体からちぎれて排出され、細胞本体は崩壊せずに繰り返し分泌物をつくりだす。漏出分泌腺と離出分泌腺は厳密には連続する側面があり、漏出分泌腺の腺細胞からも、微細な細胞断片が離出していることが確認されている場合がある。
代表的なものは乳腺で、乳汁はアポクリン腺様式の分泌によって生成する。
■ 写真やイラストを掲載しているサイト ■
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅰ
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅱ
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅳ