尺側皮静脈 (しゃくそくひじょうみゃく、英:basilic vein)
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解 説 |
・手背静脈網の尺側を起始とし、(しばしば2枝となって)尺側手根屈筋に沿って上行して肘窩付近で掌側に回り、尺側正中皮静脈を受けて内側上腕ニ頭筋溝を上行し、上腕筋膜の尺側皮静脈裂孔を通って深層に入り、内側の上腕静脈に注ぐ。 ・「船戸和弥のホームページ」の「解剖学テキスト」の「脈管学」の「静脈」に次のような記述がある。 「尺側皮静脈は筋膜下を深層の血管に伴って腋窩まで達し,そこで腋窩静脈の基礎を作ることがある.そのときはこれに上腕静脈が流入している.ほかの例では筋膜の尺側皮静脈裂孔のあたりで上腕静脈の,たいていは内側のものにはいっている.あるいは上腕静脈の1本とただ1つの吻合をもっている.または2本の上腕静脈と多数の横走枝でつながって動脈の周囲に網を作り,この網からずっと上方で初めて腋窩静脈が出ている.しかしたとえ腋窩静脈がどのような形ででき上つているとしても,常に腋窩動脈と伴行する細い何本かの静脈があって,これらは第1肋骨の上を越えるところまで走り,ずっとあとで鎖骨下静脈にはいっている(Kadyi). 」 |
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変 異 |
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合流する静脈 |
・尺側正中皮静脈(又は肘正中皮静脈) |
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イラスト |
・一覧表5番 ・一覧表13番 ・一覧表2番 |
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他の参考となるサイト |
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備 考 |