前腕正中皮静脈 ( 上肢の皮下静脈の1つ ) 

( じょうみゃく、 英 : median antebrachial vein )

 

 ・ 前腕正中静脈中間前腕皮静脈 とも ( 船戸和弥のHP

 「 日本人体解剖学 」および「 船戸和弥のHP 」では、ともに起始部に関しては「静脈網より発し」としているだけとなる。おそらくいろいろなパターンがあるのだろうが、インターネットで画像検索をしてみると、だいたい以下の2つのパターンに分類される。

 ① 静脈網より2本の静脈が出て途中で合する場合

   

 ② 1本の幹となる静脈が出る場合 ※その場合でも細い静脈は幹静脈に合流すると思われる。

   

 

 

【 分岐する場合 】

 

 ・「 Y字形に分かれて、それぞれ橈側皮静脈と尺側皮静脈にそそぐのは約10%にすぎない。」( 船戸和弥のHP

  

 

【 分岐しない場合 】

 

 ・「 ほぼ正中を上り肘窩で橈側皮静脈または尺側皮静脈に入る 」( 日本人体解剖学

  

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 以下は上肢の皮下静脈を簡単に表したものとなる。

 

 

 以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。

「 The median antebrachial vein drains the venous plexus on the palmar surface of the hand.
It travels up on the ulnar side of the front of the forearm and ends in the basilic vein or in the vena mediana cubiti ; in a small proportion of cases it divides into two branches, one of which joins the basilic, the other the cephalic, below the elbow. 」

【 語 句 】

venous plexus : 静脈網   ・ basilic vein : 尺側皮静脈   ・ vena mediana cubiti : 肘正中皮静脈   ・ cephalic vein : 橈側皮静脈 

 

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