最下甲状腺静脈 ( 内頚静脈に注ぐ静脈の1つ ) 

( さいかこうじょうせんじょうみゃく、 英 :lowest thyroid vein )

 

  

 詳しく解説しているのは以下は「 Rauber-Kopsch解剖学 」くらいとなる。

甲状腺静脈,最下甲状腺静脈Vv. thyreoideae caudales, V. thyreoidea ima.これらの静脈は不対甲状腺静脈叢Plexus thyreoideus imparから出ているが,この静脈叢は甲状腺の下部をしめて,気管の前面に接していて,また下喉頭静脈V. laryngica caudalisをも受け入れている.この静脈叢からは2本あるいは3本の静脈が出ていて,そのうち右方のものは軽く右にまがって,右腕頭静脈かそれよりまれに上大静脈に開口する.一方左のものと,もし存在するときは中央にある最下甲状腺静脈V. thyreoidea imaも,左腕頭静脈にいたり,これに注いでいる.これらの静脈はたいていたがいにつながりあっている.
下甲状腺静脈はときとして内頚静脈にも開口する. 」

 

 以下は甲状腺の静脈を簡単に表した図となる。