脳底静脈 ( 大脳の深在性の静脈の1つ) ( のうていじょうみゃく、 英 : basal vein )

 

 ・「 大脳底部にある最大の静脈 」(日本人体解剖学

 ・ ローゼンタール(脳底)静脈 ( basal vein of Rosenthal ) とも呼ばれる。

 

日本人体解剖学 」には以下のような解説文が見られる。

「 大脳底部にある最大の静脈で、前大脳動脈の大部分・中大脳動脈の一部分の分布域からの血液を集め( 深中大脳静脈 、前大脳静脈、線条体静脈 )、前有孔質から大脳脚を回って上行し内大脳静脈に入る。」

 また、以下は「 船戸和弥のHP 」の解説文となる。

「 島葉からの島静脈、大脳半球内面からの前大脳静脈、脳幹からの静脈などを集めてガレン静脈に注ぐ。」

 

船戸和弥のHP 」では脳底静脈を3つの区分に分け、それぞれ注ぐ静脈を記している。

  

 

 

 以下は「 日本人体解剖学 」でいう脳の「深在性の静脈/内大脳静脈」を簡単に表したものとなる。 

 

 以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。

「 The basal vein is a vein in the brain. It is formed at the anterior perforated substance by the union of

  •  (a) a small anterior cerebral vein which accompanies the anterior cerebral artery and supplies the medial surface of the frontal lobe by the fronto-basal vein.
  •  (b) the deep middle cerebral vein  (deep Sylvian vein ), which receives tributaries from the insula and neighboring gyri, and runs in the lower part of the lateral cerebral fissure, and
  •  (c) the inferior striate veins, which leave the corpus striatum through the anterior perforated substance.

 The basal vein passes backward around the cerebral peduncle, and ends in the great cerebral vein ; it receives tributaries from the interpeduncular fossa, the inferior horn of the lateral ventricle, the hippocampal gyrus, and the mid-brain. 」

【 語 句 】

anterior perforated substance : 前有孔質   ・  anterior cerebral artery : 前大脳動脈  ・ frontal lobe : 前頭葉   ・ deep middle cerebral vein : 深中大脳静脈  ・ tributary : 支流   ・ insula : 島  ・ gyri : 回   ・ lateral cerebral fissure : 外側大脳列  ・ corpus striatum : 線条体   ・ cerebral peduncle : 大脳脚  ・ great cerebral vein : 大大脳静脈   ・ interpeduncular fossa : 脚間窩  ・ inferior horn : 下角   ・ hippocampal gyrus : 海馬回 

 

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