上甲状腺動脈とは
以下は「 日本人体解剖学 」の解説文となる。
「 舌骨大角の下で、外頚動脈の起始部前面から出て、甲状腺の上縁から前枝・後枝として腺内に分岐する。また、この動脈の前枝は他側の上甲状腺動脈と吻合し、後枝は下甲状腺動脈と吻合する(下甲状腺動脈は鎖骨下動脈の枝から出る)。 」
また、以下のような解説文も見られる。
「 異 常 : 上甲状腺動脈がしばしば強大となり、反対側の上甲状腺動脈、あるいは下甲状腺動脈を代行していることがある。また、非常に細くて筋枝とその幹のみのことがある。舌動脈と共同に出ることもある。 」
下は外頚動脈の枝を簡単に表した図となる。
以下は主に「Wikipedia」を参考に作成したものとなる。
・ 舌骨大角の下部、外頚動脈の起始部の前面より分岐する。
・ 胸鎖乳突筋の前縁の下部を前上方に少し走る。
・ 肩甲舌骨筋、胸骨舌骨筋、そして胸骨甲状筋の下をアーチを描いて下方に向かう。
( その内側には下咽頭収縮筋や上喉頭神経の外枝が見られる。)
・ 甲状腺の上縁で2つ( 前(腺)枝、後(腺)枝 )に分岐し甲状腺に分布する。
上甲状腺動脈は、2枝( 前(腺)枝、後(腺)枝 )に分岐して甲状腺に分布する前に数枝を分岐している。
以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。
「 To its medial side are the inferior pharyngeal constrictor muscle and the external branch of the superior laryngeal nerve.
【 branches 】
It distributes twigs to the adjacent muscles, and numerous branches to the thyroid gland, connecting with its fellow of the opposite side, and with the inferior thyroid arteries. The branches to the gland are generally two in number. One, the larger, supplies principally the anterior surface; on the isthmus of the gland it connects with the corresponding artery of the opposite side. A second branch descends on the posterior surface of the gland and anastomoses with the inferior thyroid artery.
Besides the arteries distributed to the muscles and to the thyroid gland, the branches of the superior thyroid are:
- ・ The infrahyoid branch ( or hyoid artery ) ( 舌骨下枝 )
- ・ The sternocleidomastoid branch ( 胸鎖乳突筋枝 )
- ・ The superior laryngeal artery ( 上喉頭動脈 )
- ・ The cricothyroid artery ( 輪状甲状枝 )」
【 語 句 】
・ twigs : 小枝 ・ adjacent : 近隣の ・ numerous : おびただしい ・ principally : 主として
・ isthmus : 峡部 ・ corresponding : 対応する ・ anastomoses : 吻合する
【 イラスト掲載サイト 】
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・ イラストや写真を掲載しているサイト-Ⅲ
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