閉鎖枝 ( 下腹壁動脈の枝 ) ( へいさし、 英 : obturator branch )

 

閉鎖枝とは

  

 ・「 日本人体解剖学 」にはこの枝の名称は見られない。

 ・「 船戸和弥のHP 」では「 閉鎖動脈との吻合枝 」などという呼称も用いられている。

 以下は「 Rauber-Kopsch 解剖学 」の下腹壁動脈の恥骨枝の解説文となる。

 「 小さい1本の枝で裂孔靱帯の内面を下方におもむき,恥骨の後面およびこれと結合している諸部に広がり,また閉鎖枝R. obturatoriusという1本の枝を出して閉鎖動脈の恥骨枝と結合している.」

  

 「 船戸和弥のHP 」では以下のような解説文が見られる。

 「 副閉鎖動脈は時に下腹壁動脈から起こる閉鎖動脈 」

 ※ 現在のところは、副閉鎖動脈を「 通常の閉鎖動脈は内腸骨動脈から起こり、外腸骨動脈の枝である下腹壁動脈からくる閉鎖枝のことを副閉鎖動脈と呼ぶ 」ということで理解している。

以下は下腹壁動脈の枝を簡単に表したものとなる。