硬膜枝 ( 後頭動脈の枝 ) ( こうまくし、 英 : meningeal branch )

 

硬膜枝とは

 以下は「船戸和弥のホームページ 」の解説文となる。

 ・「硬膜枝は後頭動脈の多様な枝で頚静脈管・頭頂孔・顆管を通って後頭蓋窩の硬膜や骨、さらに第九~第十二神経の頭蓋内部分に分布する。」

 船戸和弥のホームページ 」の解説で、硬膜枝が通るものに頭頂孔を挙げていが、少し疑問に思われる。というのも、頚静脈孔顆管は頭蓋底に開いたもので場所的にも近いため硬膜枝が通る孔としては十分に納得がいく。その2孔に対して、頭頂孔は頭頂骨に開いた孔なので位置的にかなり離れていることになる。もちろん、頭頂に至る後頭枝が頭頂孔から頭蓋内に入って硬膜に至るというのなら十分に納得は行くが…。

 

 

以下は「 日本人体解剖学 」を参考にして作成した、後頭動脈の枝を簡単に表す図となる。

  

 

 以下は後頭動脈から分岐する順に従ったものになる。いろいろなサイトに掲載されているイラストを参考に作成したが、イラストによって分岐する枝の位置が異なるので、以下の起始する枝の順番は参考程度にとどめていただきたい。