寛骨臼枝 ( 内側大腿回旋動脈の深枝の枝 ) ( かんこつきゅうし、 英 : acetabular branch )

 

内側大腿回旋動脈の深枝の 寛骨臼枝 だが、「 日本人体解剖学 」には以下のような解説が見られる。

  

 ・「 船戸和弥のHP 」にはこの枝の名称は一切見られない。

 ・ 閉鎖動脈後枝の枝にも同名の動脈がある。

 「Wikipedia」では、この寛骨臼枝が「内側大腿回旋動脈の下行枝より分岐する」として以下のような解説が見られる。

  1 . 寛骨臼横靭帯の下部より閉鎖動脈の寛骨臼枝とともに股関節に入る。

  2 . 寛骨臼の底部にある脂肪に分布する。

  3 . 続きとなる動脈は大腿骨頭靭帯に入っていく。

  以下は「 船戸和弥のHP 」を中心にして作成した内側大腿回旋動脈の枝を簡単に表したものとなる。

 

 

 以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。

「 The acetabular branch is an artery in the hip that arises from the medial circumflex femoral artery opposite the acetabular notch and enters the hip-joint beneath the transverse ligament in company with an articular branch from the obturator artery. It supplies the fat in the bottom of the acetabulum, and is continued along the ligament to the head of the femur. 」

【 語 句 】

acetabular notch:寛骨臼切痕  ・ transverse ligament:寛骨臼横靭帯? ・ obturator artery:閉鎖動脈  ・ acetabulum :寛骨臼 ・the ligament to the head of the femur :大腿骨頭靭帯