三角靭帯 (さんかくじんたい、英:deltoid ligament

 

 距腿関節を補強する靭帯の一つで、脛骨内果から起こって三角状に放散し、距骨踵骨舟状骨に至る。以下の3つの部に分けることができる。

 

 

 

 以下は「船戸和弥のホームページ」の解説文になる。

「 内側側副靱帯または三角靱帯は関節包の内側を強める。内果から起こって下方に向かって三角形に分散し、これをその遠位での付着部によって次の4線維束(脛舟部、脛踵部、前脛距部、後脛距部)に分けることが出来る。多少の弾性線維を含む。

 脛舟部:三角靱帯の脛舟部は最も長く、舟状骨の背側面と内側縁に至る。表層にある。

 脛踵部:三角靱帯の脛踵部は強い靱帯である。内果から関節包を離れてほぼ垂直に下って踵骨の載距突起の内側縁に着く。前方の一部は底側距舟靱帯と癒合する。後方の一部は距骨下関節包の表面を越えて踵骨体の内側面に至る。

 前脛距部:三角靱帯の前脛距部は距骨形の内側部に至る。

 後脛距部:三角靱帯の後脛距部は内側靱帯のもっとも後の部で、もっとも深層にあり、距骨内側面の後部、後突起の内側結節につく。」

 

【 付着する骨 / 関節 】

 

【 イラスト 】

右足首周辺(内側面)
右足(前面)
右足(後面)
右足(内側面)

 

【参考になるサイト】

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