前脛骨動脈 とは
1 . ヒラメ筋腱弓の下側( ほぼ膝窩筋の下縁の高さ )で膝窩動脈が二分して生じる。
2 . 下腿骨間膜の上縁を前脛骨静脈とともに貫通して骨間膜の前面に出る。
3 . 前脛骨静脈・深腓骨神経とともに前脛骨筋の外側縁に沿って下腿骨間膜の前面を下行する。
( 経過中に下腿の前外側にある筋とその付近に枝を送る。動脈はとくに上部と下部で膝関節と足関節との周囲の膝蓋動脈網に小枝を送り吻合する。)「 船戸和弥のHP 」
4 . 足関節のすぐ上方で表層に現れる。(このとき、前脛骨筋の停止腱の外側に位置する。)
5 . 長母指伸筋の下を走って上伸筋支帯を通過する。
6 . 表層に出て下伸筋支帯の下を通過して(このとき、長母指伸筋の停止腱の外側に位置する)足背動脈となる。
「 日本人体解剖学 」では前脛骨動脈の枝を大きく上方枝と下方枝に分け、それぞれ2つの枝を挙げている。それに加えて「 船戸和弥のHP 」や「 Wikipedia 」では4つの枝に加えて 足背動脈 も枝の1つと見ている。
以下は「 Wikipedia 」の解説文となる。
「 The anterior tibial artery of the leg carries blood to the anterior compartment of the leg and dorsal surface of the foot, from the popliteal artery.
It is accompanied by the anterior tibial vein, along its course.
It crosses the anterior aspect of the ankle joint, at which point it becomes the dorsalis pedis artery.
【 Course 】
The artery originates at the distal end of the popliteus muscle posterior to the tibia. The artery typically passes anterior to the popliteus muscle prior to passing between the tibia and fibula through an oval opening at the superior aspect of the interosseus membrane. The artery then descends between the tibialis anterior and extensor digitorum longus muscles.
【 Branches 】
The branches of the anterior tibial artery are:
【 語 句 】
・ popliteal artery : 膝窩動脈 ・ dorsalis pedis artery : 足背動脈 ・ distal : 末端の ・ popliteus muscle : 膝窩筋 ・ tibia : 脛骨 ・ prior to ~ : ~より先に ・ oval : 楕円形の ・ interosseus membrane : 骨間膜 ・ tibialis anterior muscle : 前脛骨筋 ・ extensor digitorum longus muscle : 長指伸筋
【 イラスト掲載サイト 】
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